大腸カメラ検査COLONOSCOPY

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)

大腸カメラは、肛門から内視鏡を挿入し、小腸の一部や大腸全体を内視鏡で観察する検査です。腫瘍やポリープ、炎症の有無などを観察し、必要があれば細胞の検査やポリープ切除を行います。
40歳以上の方に大腸内視鏡検査(大腸カメラ)をお勧めします。便潜血陽性などの方はもちろん、無症状の方でも病気の早期発見・治療のために検査実施を推奨しております。ご希望の方には少量の鎮静剤を使って、苦痛の少ない内視鏡検査を行っています。

検査時間:約10~15分程度

大腸カメラ検査はこのような方におすすめ

  • 血便が出る
  • 便秘や下痢を繰り返す
  • 便潜血検査で陽性だった
  • 家族に大腸がんの方がいる
  • 40歳以上の方

大腸カメラ検査で発見できる疾患

  • 大腸がん
  • 大腸ポリープ
  • 炎症性腸疾患
  • 虚血性腸炎
  • 感染性腸炎
  • 大腸憩室症
  • など

日帰りポリープ手術

検査中にポリープが見つかった場合は、画像強調観察や色素を用いた詳細な観察を行い、性状を丁寧に評価します。
そのうえで、当院で安全に切除できると判断された小さな良性ポリープについては、その場で切除を行います。

なお、サイズが大きい場合や、より専門的な治療が必要と判断された場合には、適切な医療機関をご紹介し、紹介状を作成いたします。安心して治療を受けていただけるよう、責任をもって対応いたします。

FLOW

大腸カメラ検査の流れ

外来受診

まずは外来受診していただき、症状をお聞きしながら医師が診察をいたします。
診察で大腸カメラ検査が必要と判断した場合、検査日程を決定いたします。
診察終了後に前処置のための下剤をお渡しします。
腸管洗浄剤の種類により内服方法や連絡のタイミングなどお伝えします

検査前日

  • 大腸に便が残らないようにするため消化の良い食べ物を指導しますので、
    それ以外は召し上がらないでください。
  • 夕食は20時までにお摂りください。水分(お水・お茶、スポーツドリンク)の摂取は可能です。
  • 就寝前に下剤をお飲みいただきます。

検査当日

朝食は絶食です。水分(お水・お茶、スポーツドリンク)の摂取は可能です。
午前中に腸管洗浄液を約2時間かけて服用頂きます。
洗腸剤は通常ご自宅で飲用していただきます。下剤服用により腹痛などの症状を認めた場合、
また下剤服用後も排便がない場合は当院にご一報ください。

ご来院

排便内容が薄黄色の液体だけになり、便意もなくなりましたら、
事前に案内された時間に当院へお越しください。

鎮静剤の使用をご希望の場合、検査後は車の運転ができません。
電車やバスなどの公共交通機関またはタクシーでご来院ください。

検査の開始

来院後、当院でご用意する検査着に着替えていただきます。
検査直前に点滴を行います。鎮静剤(麻酔)を用いた大腸カメラ検査をご希望の方には、
検査前に適量の鎮静剤を静脈に投与します。ある程度薬が効いてきたら検査開始です。

  • 検査時間は10分~15分程度です。腸の状態により検査時間が長引くことがあります。
  • 検査中に切除可能な大腸ポリープがあった際には同時に切除します。

検査後

検査直後は腸の中にガスがたくさん入っている状態なので、お腹が張っています。
機械から入れたガスなので臭いはありません。我慢せずにガスを出してください。
ガスを出していけばお腹の張りも改善していきます。
鎮静剤を使用した方は、検査後1時間程度院内で休んでいただきます。

検査結果の説明

実際の検査画像を見ながら医師から説明いたします。
組織検査やポリープ切除を行った場合は、後日に結果をお伝えしますので再度受診してください。
鎮静剤(麻酔)を用いて検査をした場合、検査後当日は車・バイク・自転車の運転ができません。

大腸カメラ検査の費用

下記の費用のほか、薬剤料や注射料などの実費が別途かかります。

検査項目 / 費用 3割負担の方 1割負担の方
大腸カメラ
(観察のみ)
約6,000円 約2,000円
大腸カメラ
+ 生検
約10,000円〜
20.000円
約3,500円〜
6,000円
大腸カメラ
+ ポリープ切除
約20,000円〜
34.000円
約7,000円〜
10,000円

※鎮静剤の使用などにより料金は変動いたします。

※生検の個数により料金は変動いたします。